書籍の要約をDaquo独自の意見も交え、実践内容と共に紹介しています
仕事でデジタルデバイスやアプリを使うことが当たり前になった現代で、それらを使いこなせるかどうかが仕事の生産性を決める重要なファクターになっています。
特に、コロナ禍によりリモートワークが一般化した現代において、いかに創造的に働き、効率的に目標を達成するかは、私を含め多くの人にとって重要な課題かと思います。
今回は、リモートワークをより生産性の高いものにするための書籍「Google式10X リモート仕事術」を読みましたので、そのポイントについて紹介したいと思います。
- リモートワークを最大限活用したい人:リモート環境での働き方をより生産的にしたい方
- イノベーティブな思考を身につけたいビジネスパーソン: 新しいアイデアを生み出す力を養いたい方
- プロジェクトリーダーや経営者: チームの生産性を高め、大きな成果を出したいリーダー
ちなみに、私は最近Amazon オーディブルを利用して読書をしています。通勤中や家事などの隙間時間が読書タイムとなるのでオススメです!実際、私は劇的に学習時間が増え今は毎月5~10冊は本を読んでいます。

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【学習書籍#8】Google式10X リモート仕事術 平塚知真子著
今回読んだのは平塚知真子の著書『Google式10X リモート仕事術』という本です。
著者は、Googleが認定するパートナーの肩書で2つの最高位資格を保有しており、Google最高位パートナーと呼ばれるほどのgoogle専門家。
本書では、Googleアプリを使いこなすことでリモートでの仕事の生産性を10倍に高めることが可能なアプリの有用性から使い方まで丁寧に解説された、いわば『Googleマニュアル』です。
今回は、各アプリの有用性や使い方については割愛しており、随所にちりばめられたGoogle流の仕事術についてピックアップしました。
今回の紹介ポイントは、次の3つです。
- 10%の改善よりも10倍の成長を目指す
⇒ あえて無茶な目標を立てることで、既存の考えから脱却した新しいアイデアを発掘する - 「解決策よりも問題に恋せよ」
⇒ ユーザーを一番に考えているからこそ、何が本当の問題か?に焦点を絞る - 失敗を恐れず、スピーディに試す
⇒ むしろ失敗を喜んで受け入れることが、目標達成までの最速ルートとなる
それでは私が学んだ内容について、それぞれ詳細に説明していきます。
記事後半に実践記録も記載していますので、お楽しみに!
10%の改善よりも10倍の成長を目指す
Googleでは、新しいことを考える際、既存のものと比べて10%の改善を目指すより、10倍(10X)の成長を目指します。

「いきなり10倍の成長なんて無理に決まってる!」
私も本書を読んだときにはそう思いました。
しかし、実は10%の改善よりも10倍の成長の方が簡単だと言います。
その理由は、少しずつ改善する場合では他の競争相手と同じ土俵に立たざるを得ず、大きなブレイクスルーを生み出すのが難しいからです。
一方で、10倍の目標を設定すると、従来のやり方では達成できないため、必然的に全く新しい方法を考えざるを得なくなります。
この全く新しい方法を考えるしかない状況が重要なのです。
あえて無茶な目標を立てることで、既存の考えから脱却した新しいアイデアを発掘する
10X思考の具体的なアプローチ
では具体的にどのように10倍の目標を達成していくのでしょうか?
それには次のようないくつかのアプローチがあります。
- 常識を疑い、ゼロベースで発想する:
過去の成功体験にとらわれず、根本から新しいやり方を模索する。 - 異分野とのコラボレーションを活用する:
全く異なる分野の専門家と協力し、新たなアイデアを生み出す。 - 最高な未来を妄想し、ストーリーを描く:
理想の未来に向けての過去・現在・未来につながるストーリーをに落とし込んで考える。
そして、このアプローチで10X思考する時の実践ポイントについても説明します。
まずは、皆さん叶えたい目標を考えてみてください。そして、その目標にゼロを1つ付け加えて10X目標にしましょう。
例えば、私なら副業で年収〇〇万円、という目標にゼロを1つ付け加えて、年収〇〇〇万円という形です。他にもテストで〇〇位以内という目標だったら、逆に0を1つ減らして〇位以内、などです。
この時、この10倍のとてつもない目標に対して、できない理由を考えないようにしましょう。できない理由がやらない理由になってしまいます。
始めは非常識な目標に思えるかもしれませんが、どうすれば達成可能かを模索することが重要なのです。
次に、その10X目標を達成できたときに、自分の未来はどうなっているかを想像してみてください。嬉しい、わくわくする、幸せだ、充実している、どんな感情で満たされるでしょうか。
この想像をした後で、「この目標はこれから真剣に取り組むだけの価値がある!」と思えたら、後はその目標に対してアクションするだけです!
ただ、10X目標は1週間や1か月のような短い期間では到底達成できない目標だと思います。そこで重要になってくるのが未来からの逆算とやるべきことを小さく分解することです。
本書では、未来からの逆算とやるべきことの分解について詳しい記載はありませんでしたが、別の書籍でちょうど良い内容が書かれた書籍がありましたのでご紹介します。
未来からの逆算とやるべきことの分解について詳しく述べられた「後回しにしない技術」について要約した記事もご参考ください。

「解決策よりも問題に恋せよ」
Googleのイノベーターアカデミーの冒頭で発せられた「解決策ではなく、問題に恋せよ」という言葉。
問題を直視することは、できれば誰もがやりたくないことです。ですが敢えて、そこから逃げずに直視することが大事であることを伝えてくれます。
多くの人は「素晴らしいアイデア」からイノベーションが生まれると考えがちですが、真実は違います。
実際には「本当に解決すべき問題」を正しく定義することが最も重要なのです。

問題を定義しなければ、本当の意味での問題解決策を議論することはできません。
そのためには、今何が起きていて、どんな状態なのか。客観的な情報データを多面的に集めて分析するからこそ、問題の本質に迫ることができます。
だからこそ、解決策よりも問題が大事なのです。
そしてこのような考え方が生まれるのは、Googleが一番大切にしている原則、『ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる』によるものだと考えられます。
ユーザーを一番に考えているからこそ、何が本当の問題か?に焦点を絞る
とは言え、その問題は当事者にしか見えてないことが多いものです。また逆に、当事者にはなぜか見えていないこともよくあります。
しかし、それを誰の眼にも見えるようにするのが、現場の情報を共有する目的のひとつだと言えます。情報を集め、分析共有して、問題解決のスピードを上げていきましょう。
- 目の前の課題を「本当に解決すべき問題か?」と問い直す
- 現場の情報を集め、データをもとに分析する
- 問題を可視化し、チームで共有する
3. 失敗を恐れず、スピーディに試す
Googleでは「Fail Fast(さっさと失敗しろ)」という文化が根付いています。
完璧な計画を立てることに時間をかけるのではなく、すぐに試作品を作り、実際に試してみることが重要です。
デザイン思考の手法を取り入れ、観察→アイデア出し→試作→テストを繰り返すことで、失敗による反省からより良い解決策に素早くたどり着くことができます。

なお、Googleが失敗を歓迎することを象徴する文化として「失敗の鐘」というものがあります。
これは誰かがチャレンジに失敗した時に、鐘を鳴らして失敗をお祝いするのです。誰もが失敗を受け入れ、むしろ推奨しているからこそ、すぐにチャレンジすることができるような風土が出来上がっているのです。
新しいことにチャレンジする時は、失敗を恐れるのではなく、むしろ迎えるような気持ちを持つことで最速で目標を達成できると思いますので、是非皆さんも実践してみてください。
むしろ失敗を喜んで受け入れることが、目標達成までの最速ルートとなる
- まずは小さな実験から始め、すぐに結果を検証する
- 失敗を成功へのプロセスとして捉え、落ち込まない
- 迅速にPDCAを回し、改善を積み重ねる
本書からの学びと実践
10X思考を実践した結果
何度か記事でも紹介していますが、私の現時点での目標は次のように設定しています。
3年後の2027年12月末までに、ブログ収益で月25万(年間300万)達成!
つまり、10X思考を実践した場合、3年後にブログの収益を月250万円にすることになります。かなり突拍子もない目標ですね。。。
元々の目標に対するアクションプランとして、毎月7件の記事を投稿することを1つのプランとしていましたが、目標が10倍になったことで、アクションプランも修正する必要があります。
それでは毎月70件の記事を投稿するのか?専業ブロガーならまだしも、プチブラックの副業ブロガーには流石に現実的な数字ではありませんね。
そこで、どうにかしてこの目標を達成しようと考えた結果、次のようなアイデアが出てきました。(あまり新しいアイデアではないので、引き続き考え続ける必要がありそうです)
- 収益化した時の単価を大幅に上げる(目標~5倍)
- より記事を投稿効率を上げる(目標~2倍)
- ブログ以外の副業にトライする
収益単価up(目標~5倍)
現在、本ブログでの収益化のプロセスは、紹介した書籍を購入していただいた場合の紹介料として販売料金の3%前後が入ってくることを想定しています。
書籍1冊を1500円と想定すると、1冊につき45円程度になります。
一方で案件のアフェリエイトであれば、単価としてこの10倍以上も珍しくありません。もちろん、単価が高いので購入してくれる絶対数は少なくなるはずですが、それでも単価としては上がるはずです。
そのため、手段の1つとして案件のアフェリエイトを始めることで目標達成に近づくかもしれません。
ただ、今は有用な書籍から本業に活かせるスキルを身に着けながら、参考になった書籍を紹介することに注力したいので、案件のアフェリエイトを今すぐ実践することはないと思います。
一方で、色々なアフェリエイト案件を実際に自分で試してみて、皆さんに紹介できるものがあれば将来的には取り入れていきたいと思います。
記事の投稿効率up(目標~2倍)
本ブログでは現在、書籍紹介記事をメインで投稿しています。
書籍紹介記事の執筆は大まかに次のプロセスで進めています。
①読書(2~6時間)⇒ ②内容を整理(1~3時間)⇒ ③ブログの執筆(3~6時間)
紹介する本のページ数や内容の難しさによって必要な時間は変わりますが、短くて6時間程度、長いと15時間ほどかかる印象です。
平日に1時間程度、土日の休日にどちらか1日10時間程度時間を取ったとして、短いもので2記事、長いものだと1記事書けるかどうかです。
さすがに全てのステップを10倍速にすることは難しいですが、今後読書術の本を読んで速読スキルを身に着けることができれば、読書時間や内容の整理を半分の時間にできると考えます。
またブログの執筆も慣れによる短縮や、ChatGPTなどを駆使した要約・文章修正などによってこちらも半減できないかと考えています。
ブログ以外の副業にトライ
ブログ以外の副業については、現時点で具体的なアイデアはありません。
また、リソースの分散を避けるために、しばらくはブログに注力したいと考えています。
ただ、1つのことに集中しすぎると、上手くいかなかった時のダメージも大きなものになります。そのため、副業のアンテナは常に張っておき、良いアイデアや情報を日ごろから収集できるようにしたいと思います。
まずは収益単価up x 記事執筆効率upの掛け合わせで10X 目標達成を目指します。
ただ、本書で紹介したようなこれまでにない考え方を採用しているわけではないので、おそらく失敗すると思っています。
でも失敗はむしろウェルカム!この失敗を通して次のアクション、失敗から次、を繰り返し、将来的に目標達成に一歩でも近づけるように行動し続けようと思います!!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した「Google式10Xリモート仕事術」から以下のことを学べました。
- 10%の改善よりも10倍の成長を目指す
⇒ あえて無茶な目標を立てることで、既存の考えから脱却した新しいアイデアを発掘する - 「解決策よりも問題に恋せよ」
⇒ ユーザーを一番に考えているからこそ、何が本当の問題か?に焦点を絞る - 失敗を恐れず、スピーディに試す
⇒ むしろ失敗を喜んで受け入れることが、目標達成までの最速ルートとなる
この記事ではGoogleの企業文化に注目してご紹介しました。
さらに、ご紹介した以外にもGoogleアプリの有用性や具体的な使い方について非常に分かりやすく説明されています。仕事でGoogleアプリを既に活用している人も、これから活用しようと思っている人も、新しい発見があると思いますので、是非本書を読んでみてください。
本を読んでみたいけど時間が無い・・・という方にはAmazon オーディブルをお勧めします。
私もaudibleを利用していますが、通勤中や家事などの隙間時間が読書タイムとなるため、劇的に読書時間が増え、今では毎月5~10冊読破しています。

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なお、他にも様々な読書情報を発信しておりますので、気になる方は他の記事も読んでみてください。
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