書籍の要約をDaquo独自の意見も交え、実践内容と共に紹介しています
これまでの自分を変えたくて、なにか新しいことを始めようとしたことはありますか?
そして、考えている時は絶対やるぞ!と思っていてもいざ始めようとすると、明日からでいいか・・・と結局ずるずる始められず、最終的になかったことになる。
はい、それはこれまでの私です。
そんな自分をどうにか変えたいと思っていましたが、ある一冊の本のおかげで私でも無理なくブログを続けることができるようになりました。
私を変えてくれた本書「後回しにしない技術」について今回は要約しました。
- 新しいことを始めてもいつも三日坊主になってしまう人
- 子供の実行力を伸ばしたい親御さん
- 社員の実行力を高めたい管理職
ちなみに、私は最近Amazon オーディブルを利用して読書をしています。通勤中や家事などの隙間時間が読書タイムとなるのでオススメです!実際、私は劇的に学習時間が増え今は毎月5~10冊は本を読んでいます。

audibleは30日間の無料体験期間がありますのでご興味のある方は以下のリンクからどうぞ↓↓
\5分で登録 20万作品が聴き放題/
いつでも即時キャンセル可能で安心
【学習書籍#7】「後回し」にしない技術 イ・ミンギュ著
今回読んだのはイ・ミンギュ氏の著書「後回しにしない技術」という本です。
心理学博士であり大学教授の著者イ・ミンギュ氏は、様々な人からの相談を受け、それに対して心理学的視点からアドバイスをしています。
実際の相談とアドバイスの内容を元に、心理学術的な要素を交えながら行動力を高める方法について書かれた書籍。実例紹介がとても身近に感じられ、かつ面白い内容のため、一気に読んでしまった一冊です。
本書は本当に学びが多く、とても感銘を受けました。絶対に定期的に読んだ方が良いと思い、私の読書ノートに★印をつけたほどです。
その中でも私が特に重要だと感じた要約ポイントは、次の3つです。
- 成果は「力量」x「行動力」で決まる
⇒大きな成果を上げる1%の特別な人になるには、ただ行動するだけ - 決心する:目標達成には、成功までの過程を可視化することが重要
⇒ 逆算スケジューリングが効果的 - 実行する:成功率を高めたければ、あれこれ考えずに、目標に向けて行動するのみ
⇒ 開始デッドラインで行動力を高める
それでは私が学んだ内容について、それぞれ詳細に説明していきます。
記事後半に実践記録も記載していますので、お楽しみに!
成果は「力量」x「行動力」で決まる

大きな成果というのは能力の高い人にしか達成できないと思っていませんか?
それは大きな間違いです!
大きな成果を上げることができるのは、他人が頭で考えているだけで行動しないことを、しっかりと実行することができる人なのです。
さらに極端に言うと、99%の平凡な人は数千のアイデアがあっても実行せず、1%の特別な人は必ず実行します。
平凡な人と特別な人の差は、才能でもアイデア力でも資金力でもなく、実行するかどうか、ただ1点なのです。
成果とは「力量」x「行動力」で決まり、1%の特別な人になるにはただ行動するのみ
ここで皆さんに朗報なのは、実行力は意志の力ではなく技術であることです。つまり、学んで練習すれば誰でも身に着けることができるスキルなのです。
以降、実行力を高めるための技術をご紹介します。
実行力は、①決心の段階 ⇒ ②実行の段階 ⇒ ③継続の段階、からなります。特に重要と感じた①と②について詳しく説明していきます。
決心する:目標達成には成功までの過程を可視化することが重要
目標達成に向けて、まず初めに「達成したいことは何か?」決心するところから始めましょう。

夢を叶えるのに理想の姿を鮮明にイメージするのは間違い?
夢を叶える方法の一つに、理想の姿をイメージして切実に願うという考え方を聞いたことがありますか?
これは理想を鮮明にイメージすることによる、次のような効果を狙っています。
- 理想に向けての行動に対するモチベーションを高める
- 「自分には無理かもしれない」といった心理的ハードルを減らし、行動を促進する
しかし残念ながら、本書ではこのようなプラスの自己暗示だけでは目標達成に対して効果が小さいだけでなく、むしろマイナスの影響さえ及ぼす恐れがあると述べています。
それはなぜか?
実は、成功イメージだけが先行すると楽観的になってしまいます。バラ色の未来を想像ばかりしていると、小さなつまずきで挫折しやすくなります。こんなはずじゃないと、成功イメージの中に逃げ込んでしまう可能性が高いのです。
成功には行動し続ける必要があるので、このような挫折のリスクは大きなマイナスです。
それでは、どうすれば成功に近づくことができるのでしょうか?
ゴールの視覚化よりもプロセスの視覚化
行動を継続するためには、楽観的過ぎるのは逆効果です。
実際は、目標達成に向けて必要な行動は?途中で障害にぶつかったらどうすべきか?といった少し悲観的に成功までの道のりをイメージすることが重要です。
そうすれば、途中でつまずいても想定通りなので、すぐに起き上がり歩き出すことが可能です。
これにより、目標に対する行動を継続することができ、グッと成功が近づくのです。
これは「プロセスの視覚化」と言い、先ほど述べた理想の姿をイメージし続ける「ゴールの視覚化」よりも目標達成に対して効果的です。
もちろん「ゴールの視覚化」も必要で、行動のハードルを下げる効果があります。
ゴールの視覚化 | プロセスの視覚化(より重要) |
---|---|
楽観的思考 理想をイメージすることで、行動ハードルを下げることができる ちょっとしたつまずきで、理想とのギャップを感じて挫折しやすくなる | 悲観的思考 事前に行動内容や様々な可能性を想定するため挫折しにくく継続性が高い 悲観的な可能性を考えるため行動ハードルが上がる |
実際に実行力に優れた人は楽観的思考と悲観的思考を兼ね備えています。
では、プロセスの視覚化について具体的にどうすれば良いのでしょうか?
プロセスの視覚化は逆算スケジューリングで
簡単に言えばスケジュールを立てることです。スケジュールの立て方は以下の2通りがあります。
- 順行スケジューリング: 現在を起点にして目標達成時期を推定する計画法
- 逆算スケジューリング:目標達成時期を起点に遡りながら、今実施すべきことを選択する計画法
そして、逆算スケジューリングの方が目標達成率が圧倒的に高いことがわかっています。
なぜなら、順行スケジューリングは現在を起点にするため、全てが重要に思えてしまいます。また重要なことよりも急ぎの用を選ぶ可能性が高くなります。結果として目標達成が遠ざかります。
一方で、目標から逆算すると、今取れる選択肢は思った以上にずっと狭まります。そして重要なことを一番に選ぶことができます。結果として目標達成に向けて一直線に行動できるのです。
実は、99%の人は順行スケジューリングが染みついており、1%の人は未来を見据えて今どう行動すべきかを考える逆算スケジューリングを実施しています。
そして当然成功するのは後者の1%だけです。
あなたも1%の成功者になるために今すぐ逆算スケジューリングを身につけましょう。
逆算スケジューリングの3ステップ
予想されるつまずき箇所と、その対策も考えておくと、挫折の可能性が大きく下がる
なかなか始められない時はできるだけ最初の行動単位を小さくしよう(次の「実行する」章で詳しく説明)
これであなたも今日から1%の成功者の仲間入りです。
他にも目標達成の成功率を高める方法について沢山記載されていましたので、一部ご紹介します。
- 成功のコツは真似ること。他人の良い習慣を真似する。望むものを手に入れたいなら既に持っている人を真似する。
- 何かを成し遂げたければ、漠然としたやってみようではなく、なぜやらなければならないか?切実な理由を探す。
- 行動しようとした決心が揺るぎそうな時は、自分の目標を公開宣言することで強制力を高める。
実行する:成功率を高めたければ、あれこれ考えずに、目標に向けて行動するのみ
続いて実行する段階です。
はじめに述べた通り、成果は実行力で決定するため、本章は特に重要です。
あなたが行動できないのは意思のせい?
いざ決意しても、次のような理由から行動できないことが多くありませんか?
- もっと良い方法、アイデアがあるのでは?見逃したリスクがあるのでは?と考えすぎて行動に移せない
- 日々の疲れやストレスから、なんとなく始める気力が沸かない
実は、これらは誤った考えから生まれたハードルによるもので、正しい考え方さえできればすぐに行動できるようになります。
① 考えすぎて行動に移せない場合
この対処は簡単です。成功率を高めたければ、あれこれ考えずに、目標に向けて何かに取り組むべきです。リスクについても同じで、始める前に思いつくアイデアやリスクには限界があります。
行動する過程で最も良いアイデアや重要なリスクを発見できるのです。
②なんとなく始める気力が沸かない
何かを始められない時、意欲が無いことが原因と思いがちですが、それは逆です。始めないから意欲が沸かないのです。そして始めてしまえば、人間に備わった変化を嫌う性質から、意外と続けられます。
つまりは最初の一歩を踏み出せるかどうかが重要なのです。
初めの一歩を踏み出すには?

始めの一歩が簡単に踏み出せる方法の一つに、作業を細かく分けて行動単位を最小化することが挙げられます。
そもそも行動を起こせない理由に、いきなり大きな目標を立ててしまい、いざやるときになると何らかの理由をつけて逃げてしまうことが挙げられます。
例えば、明日から理想の身体を目指して腕立て伏せを1日100回すると目標を立てたとします。明日になると、今日は仕事が忙しかった、体調がいまいち…とできない理由が生まれます。
逆に、毎日1回でも腕立て伏せをしようと決意すると、仕事が忙しくても、体調がすぐれなくてもできそうに思えますよね?細分化することでハードルを下げることができます。しかも実際やってみると1回で終わることもなく、数回以上やれてしまうものです。
そして、ハードルが低い分、長続きもします。大きな障壁を毎回超えるのはかなりしんどいですが、障壁が小さいと簡単に始められ続けられるのです。
私もブログを書く気がしない時は、まずはPCを立ち上げ、ブログ編集ページを開くことを目標にしています。続いて、本文を一行書く、というように少しずつハードルを上げるようにすることで継続性を高めています。
行動力を高める開始デッドライン
もう一つ行動力を高める方法があります。
それは開始デッドライン(締切)の設定です。
一般的には締切とは、いつまでに完了するかの期日です。そしてこの締切では現時点から締め切りまでの時間が長く設定されることが多くなります。
そうなると、人は「多分間に合うだろう」、「もっと急ぎの仕事がある」、などなんらかの理由をつけて、後回しにしてしまいなかなか着手しません。そして、締切直前で焦り始めてしまうのです。
この問題については、「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」でも述べられています。要約記事のポイント①仕事が終わらない人は、重要なタスクに必要な時間の見積もりが甘すぎる、で説明しています。

この問題は、タスクに着手できないことが問題ですので、その解決策として開始デッドラインの設定が推奨されています。
開始デッドラインとは、ここまでに始めないといけないという締め切りのこと。
つまり、締め切りの決まった仕事が発生した段階で、その仕事のボリュームや他のタスクの状況などを踏まえて、絶対にここまでには開始するという締め切りを設定するのです。
こうすることで、着手がずるずると遅れることを防ぐことができます。
さらに、タスク着手を確実なものとするために、開始デッドラインは最も小さいタスクを始めるように設定しましょう。
いくら開始デッドラインを設定したとしても、そのタスクのボリュームが莫大だと気後れしてしまいます。一方で小さなタスクだとすぐに始めることができます。
そして先ほど述べた通り、着手してしまえば意外と継続できるものなので、着実にタスクを処理していき締め切り前に仕事を終わらせることができるはずです。
本書からの学びと実践
私の意見も踏まえた本書の要約はいかがでしたでしょうか?ここで学んだ内容を早速実践しました。
公開宣言を実行しよう
まずは、今回の決心する段階で述べた公開宣言として、ここで私の本ブログに対する目標を皆さんに宣言します。これにより、大きな強制力が働き、行動力を高めようと思います。
3年後の2027年12月末までに、ブログ収益で月25万(年間300万)達成!
そしてこの公開宣言は多いほど効果が高いので、今後は毎月末に進捗の記事を書いて収益に関する情報を公開します。
また、この目標はバラ色のゴールの可視化でもあるので、行動モチベーションを上げることにも繋がります。
それなら、忘れてはいけないのが継続性を高める逆算スケジューリングですね。
逆算スケジューリングを実行しよう
先ほどの目標を達成するには、少なくとも継続的にブログ記事を投稿していく必要があります。
そこで、目標は27年12月末までに250記事としました!
そこから逆算すると1か月あたり7記事の投稿が必要です。まずは、この1か月あたり7記事という目標をしっかり達成できるように努力していきます。
その他にも、以下のことを実施していきます。
- 3か月ごとにクリック率の高い記事から、その理由を抽出して他記事への反映
- 3か月ごとに過去記事を再確認し、主に内部リンクをリライト
- 6か月ごとに目標と進捗のギャップから、行動方針の修正
ちなみに、目標記事数を250記事に設定した理由ですが、実は本書を読む前に、2か月ブログを運営してみて感じたこと、変ったこと、今後の目標として次の記事を書いていました。
ここで、ざっくりとしたスケジューリングを立てており、それをベースに設定した目標値となっています。

これが意外と逆算スケジューリングと似たような考えで目標を設定していたので、こちらも見ていただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回要約した「後回しにしない技術」から以下のことを学べました。
- 成果は「力量」x「行動力」で決まる
⇒大きな成果を上げる1%の特別な人になるには、ただ行動するだけ - 決心する:目標達成には、成功までの過程を可視化することが重要
⇒ 逆算スケジューリングが効果的 - 実行する:成功率を高めたければ、あれこれ考えずに、目標に向けて行動するのみ
⇒ 開始デッドラインで行動力を高める
ここで紹介した以外にも本当に沢山の学びが得られる良書でしたので、ご興味がある方は是非読んでみてください。
本を読んでみたいけど時間が無い・・・という方にはAmazon オーディブルをお勧めします。
私もaudibleを利用していますが、通勤中や家事などの隙間時間が読書タイムとなるため、劇的に読書時間が増え、今では毎月5~10冊読破しています。

audibleは30日間の無料体験期間がありますのでご興味のある方は以下のリンクからどうぞ↓↓
\5分で登録 20万作品が聴き放題/
いつでも即時キャンセル可能で安心
なお、他にも様々な読書情報を発信しておりますので、気になる方は他の記事も読んでみてください。
コメント